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 ブルックリン美術館の今

08-05-06 Brooklyn Museum

先日、ブルックリン・ボタニック・ガーデンでの桜祭りのついでに(どちらがついでか判らないが)、ブルックリン美術館を久々に訪れた。

世界屈指のエジプト美術をはじめ、アジア・アフリカ・オセアニア美術から近代美術まで幅広く網羅しており、特に浮世絵コレクションが有名である。今は特別 展として村上隆の"MURAKAMI"が開催されており、新しい「アート」に多くのニューヨーカーが群がっている。

美術館は、マッキム、ミードとホワイト(McKim, Mead & White)によるデザインで1897年に開館したが、当初の「田の字」型巨大建築はついに完成すことはなかった。しかし堂々たるボザール様式の正面は存 在感満点である。

1986年に拡張計画を推進するため、コンペによって磯崎新とジェームズ・スチュワート・ポルシェックのチームによるマスタープランが選ばれた。後方に大 きく拡張し、ボタニック・ガーデン側に四角錐台のピラミッド(?)型エントランスを備えた特徴的なポストモダン建築案である。

残念ながらこの案も実現することはなかったが、その後ギャラリーのインテリア、オーディトリアムが刷新され、2004年にはエントランスにスチールとガラ スによる「ルービン・パビリオンとロビー(Rubin Pavilion and Lobby)」が完成した。

モダン建築と重厚なボザール様式の合体という最近よくあるパターンではあるが、建築の新しい可能性を示しながら快適な公共空間を創り出していて、人々に受 け入れられているようだ。

Brooklyn Museum その建物について
http://www.brooklynmuseum.org/about/building.php

Polshek Partnership Architects, LLP のサイトにあるページ
http://www.polshek.com/perf_brooklyn.htm

磯崎新アトリエ
http://www.isozaki.co.jp/

ブルックリン・ミュージアム(AALab)
http://www.aalab.com/prgm/wpblt01j.htm

WET DESIGN、Brooklyn Museumのページ
http://www.wetdesign.com/client/brooklyn/brooklyn.htm

Brooklyn Museum of Art Entry and Plaza - Wired New York Forum
http://wirednewyork.com/forum/showthread.php?t=3606

Isozaki, NYC '87-'94(磯崎新のマスタープラン)
http://tinyurl.com/3tlnl7

The Architecture of Additions: Design and Regulation
オリジナルプラン(P121)と磯崎新のマスタープラン(P123)
http://tinyurl.com/6yah5y

グーグルマップではココ。
http://tinyurl.com/62n7dl

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(2008/05/06(火) 11:29)

 つかの間の静寂--アメリカの製品はウルサイ!

08-05-02 HVAC

部屋の中が静かになった。

と言うのも、季節がちょうどよくなり、部屋のHVAC(Heating, Ventilating and Air-Conditioning System=換気空調機)を切っているから。

ウチのコンドでは各部屋に備え付けられていて、コレが冷暖房と換気を行っている。そしてその運転中の音がウルサイ‥‥。慣れてしまって気にならな くなっていたのか、止めるとその静かさに改めて運転音のすごさを感じてしまう。

そして、この静寂もつかの間で、すぐに冷房を入れるシーズンがやってきてまたあの運転音の中で過ごすことになる。

この機器に限らず、アメリカの掃除機や洗濯機、ミキサーなどの「モーター系」の製品はとにかくウルサイ。消音・清音設計という発想はないようで、これでも かというほど騒音を巻き散らしている。

住宅事情やオフィス環境が違うと言えばそれまでだが、どうもアメリカ人は気にならないらしい。バスの中ではみんな平気で携帯電話で長話をしているし‥‥。

日本人が消音へこだわるのは、言語学的な特徴に関係するらしいが、そのディテールへのこだわりが「快音設計」への姿勢となって、新しいモノづくりに反映さ れている。程度の差はあっても実際アメリカ人でも静かな方がいいと考えているようで、受け入れられる土壌はあるだろう。

デスクトップPCは机の下に隠してあるのでいいが、部屋が静かになって、机の上のある外付けハードディスクドライブの音が気になって仕方がない。日本製は 消音設計になっているだろうか‥‥。

ウチで使っているHVACのメーカー Islandaire
http://www.islandaire.com/

“快音設計”という売りモノ(日経ビジネスオンラインの記事)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/tech/20071205/142392/

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(2008/05/02(金) 06:19)

 道路は続くか、いつまでも‥‥

08-04-30 Sutinable Streets

ニューヨーク市交通局(New York City Department of Transportation = DOT)による、サスティナブル・ストリート(Sustainable Streets =持続可能な道路)という、これからの交通計画についてのプレゼンテーションがあった。

ニューヨーク市は、2017年までに市のビルと運営による温室効果ガスの排出を30%減らし、さらに2030年までに市全体として30%減らすという目標を 掲げている。

それを達成するために、この計画のハイライトは2015年までに自転車通勤者数を2倍にすることを目指すと同時に、駐車場を探すために渋滞を引き起こいて いる車の駐車場対策、高速通勤バスルートの設定、そしてそのための走行パターンの再検討などである。

しかし、マンハッタン60丁目以南への乗り入れ車両に課金するというブルームバーグ市長の提案は、4月7日にニューヨーク州議会で廃案となった。そのこ とがこの計画にどう影響するかは判らないが‥‥。

ところで、この会が始まる前、無料でワインやビール、簡単なスナックなどが出たのだが、その空き瓶やプラスチック製のコップ、紙皿などがそのままいっしょ にゴミ箱に捨てられる光景を目の当たりにすることになる。ニューヨーク市はゴミの分別をしていないので当然と言えばそうだが、環境云々を言っているところ でこの有様にはさすがに驚かされる。でもそんなことを気にしているのは自分だけのようだ。

Strategic Plan for the New York City Department of Transportation 2008
and Beyond
http://www.nyc.gov/html/dot/html/about/stratplan.shtml

NY1のニュース
http://www.ny1.com/ny1/content/index.jsp?&aid=81005&search_result=1&stid=1

過去記事:ニューヨークの自転車専用道路
http://designusa.blog70.fc2.com/blog-entry-312.html

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(2008/04/30(水) 13:20)

 ニューヨーク・ヨットクラブのクラブハウス

08-04-20 NY Yacht Club

ニューヨークのミッドタウン、44丁目ではニューヨーク・ヨットクラブ(New York Yacht Club)のクラブハウスが異彩を放っている。

ニューヨーク・ヨットクラブは、1844に設立された世界的名門ヨットクラブで、アメリカズ・カップを1870年から1983年まで25回連続防衛したこ とでも知られている。

1901年にオープンしたこのクラブハウスは、グランド・セントラル駅のエクステリア・デザインにも携わった、Warren and Wetmoreによるもので、国定歴史建造物にも指定されている。そのデザインは海をテーマとしたボザール様式で、船のスターン(艫)を模した(?)出窓 が特徴的だ。

インテリアもこれまた豪華で、その目玉となっている「モデルルーム」と呼ばれる部屋では世界最大の船の模型のコレクションを見ることができる。

かつての豪華クラブがそのまま残っている訳だが、上を仰ぎ見ると隣がエントランスになっているソフィテル(Sofitel)のモダンな高層棟がそそり立っ ている。こんな風に100年の対比が面白いのもニューヨークらしい。

公式サイト、クラブハウスのページ
http://www.nyyc.org/clubhouse/

New York Yacht Club (Wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/New_York_Yacht_Club

グーグルマップではココ。
http://tinyurl.com/5kur2s

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(2008/04/22(火) 11:21)

 ステイプルズのオリジナル・デザイン

08-04-20 Staples

アメリカの文房具のデザインは、悲しいぐらいにヒドイものであることは日本でもよく知られている。しかしこの数年で、さすがのアメリカ人消費者とアメリカ 企業もちゃんとしたデザインの方がいいということにやっと気が付いてレベルもやっと上がってきた。

その中で、大手オフィス用品小売チェーンのステイプルズ(Staples)は、ステイプルズ・ブランドの製品の一部をオリジナル・デザインされたものを販売している。

「へぇボタン」のパクリとも言われる、"Easy Button" をシンボルとし て、"Make your work life easier.(仕事生活を楽にする)"というスローガンのもと、シンプルなデザインのステープラー、デスク・オーガナイザー、ボールペンなどの文具、 USBメモリーやシュレッダーのような事務機までを 独自で開発している。また、従来から存在していた紙類やディスクなどの消耗品 のパッケージも統一感を持たせたブランド・デザインを構築している。

また、Invention Questというアイデアコンテストを開催して、子供と大人部門それぞれで発表の場を設け一部は実際に商品化している。このように消費者を巻き込んで 「消費者中心のデザイン」を築きつつある。

そして、今度新たに"M by Staples"という新しいブランドを立ち上げた。

「平凡からの解放」というテーマで、カラフルなバインダーやノート類から、ユニークなプッシュピンやクリップなどの小物、高級ビジネス・バッグまでが、パ リとニューヨークに本社を持ち、世界中で活動しているデグリップ・ゴーべ(Desgrippes Gobe)によって高いレベルの品質とデザインを実現している。

プライベート・ブランドはコスト的に有利であり、品質も変わらないということから売り上げを伸ばしている。そしてそれに飽き足らない消費者をターゲットとした高 級プライベート・ブランドの成り行きを注目したい。

Staples のサイト
http://www.staples.com/

Staples brand products.
http://tinyurl.com/5s563y

Staples Invention Quest®
http://inventionquest.dja.com/

M by Staples
http://www.MbyStaples.com.

Desgrippes Gobe & Associates
http://www.dga.com/

デグリップ ゴーべグループ(DESGRIPPES GOBE Group TokyoOffice)
http://www.dga.co.jp/

That was easy (YouTubeの動画)
http://youtube.com/watch?v=3YmMNpbFjp0&feature=related

Package Design Magazine の記事
http://www.packagedesignmag.com/issues/2008.01/coverstory.shtml

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(2008/04/20(日) 03:04)

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