
ミルクギャラリーで開かれていた、"Milano Made in Design"で、一番気になったのが実はジョバンニ・サッキ (Giovanni Sacchi) の懐かしい木型モデルの展示だった。
50年間で25,000個のモデルを作ったという彼が亡くなったのを最近知った。
思えばもう20年ぐらい前、東京の西武デパートで「ジョバンニ・サッキ展」があったのだが、テクニックそのものはたいしたことはなく、当時付き合いのあっ たモデルメーカーの方がよっぽど品質の高いモックを作っていた。そこのモデラーが怒っていたっけ‥‥。そのころはデザインプロセスにおけるモックアップの 存在もよく知られておらず、彼の言い分もよく判る。
ただサッキの仕事は、図面をカタチにするだけでなく、デザイナーの描いたナプキンスケッチのようなアイデアを具現化することで、ほとんど落書きでしかない ものから美しいカタチを創り、命を吹き込んでいったことだった。そういう意味で、彼は影のデザイナーと言えるかもしれない。
あのころは、イタリアのデザイナーは図面を描かなくてよかったみたいで、楽でいいと不思議に思ったものだが、今ではこのようなこともないだろう。
3-D CADをデザイナー本人がみんな使う時代になったので、全てのデザイナーにサッキの造形力を求められている、ということだ。
The Parmanent Design Collection Models by Giovanni Sacchi
http://www.triennale.it/triennale/permanente/eng/SACCHI_.html
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