
写真は去年行った、デトロイトのヘンリーフォード博物館で走っているT型フォード。
「売れるデザイン」についてフォードのデザイン部門のチーフが、新聞のインタビューに答えている。
北米のフォード、リンカーン、マーキュリーブランドのデザインを統括しているピーター・ホーバリー氏は、イギリス生まれで、以前はアストンマーチン、ジャガー、リンカーン、ボルボのデザインを責任者であった。
どの車も性能や信頼性が等しくなっている今日、ブランドの差別化を図るデザインを目指していくという。
彼が言うには、ドイツ車以外のヨーロッパ車や日本車のデザインはその出身国に忠実であるが、ドイツ車は販売台数を増やすために「らしさ」が薄らいでしまっているそうだ。
そしてフォードのデザインはかつてのマスタングのような、アメリカを反映させたスタイリングでなければならず、そのキーワードに"BOLD"という言葉を使っている。そしてその例がコンセプトトラックの「フォード・スーパーチーフ」であるという。
また、それぞれのブランドごとに特徴を持たせたデザインでなければならず、フォードブランドは "TOUGH"、マーキュリーは現代的で新しいライフスタイルに合った"METRO COOL"というキーワードで表現され、リンカーンはすでに確立した「らしさ」を追求していくということだ。
日本車が「和」を追い求めるように、カーデザインの多くがそのネイティブ性に走っている。そして、アメリカ車がスタイリングの方向性を見失って久しい中、クライスラーがメルセデスといっしょになり、より「アメリカらしさ」を強調することに成功している。
ここにきてクライスラーと違った「フォードらしいアメリカ車」が確立されれば、クルマのデザインももっと面白くなるだろう。この秋に発売となるフォード・エッジがその先鞭となるが、アメリカの消費者にどう評価されるか楽しみである。
ピッツバーグ・ポスト・ガゼットの記事
http://tinyurl.com/lpqvz
フォード
http://www.ford.com/
フォード・スーパーチーフ
http://media.ford.com/newsroom/feature_display.cfm?release=22363
フォード・エッジ
http://www.fordvehicles.com/futurevehicles/2007edge/
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