
スタイロフォームなどの発泡材は、今だに簡易モックアップの主要材料である。
ダウ・ケミカルが開発した押出法ポリスチレンフォームの「スタイロフォーム」は1962年から断熱材・保温材として生産されている。
ポリスチレンは無色透明の樹脂なので、それを発泡させると微細気泡で白くなる。スタイロフォームは物性・機能に影響のない極微量の色素剤を入れてブルーに しており、このブルーが「スタイロフォーム」の代名詞ともなっていて、「ブルーフォーム」とも呼ばれることも多い。いろいろな発泡材があるがモック作りに はこれが最適のようだ。
因みにスタイロフォームも年に一回程度限定で色素を抜いた白いフォームを製造しているそうだが、物量の関係でほとんど手に入らないとのこと。う〜む、一度見てみたい。
モックアップ用にいつごろから使い始めたのかは判らないが、学生だったウン十年前にはすでに広く使われていたように思う。インダストリアルクレイなど、他にも自由曲面をつくる材料はいろいろあるが、スタイロフォームの手軽さにはかなわない。
これを熱線カッターで切断、後は自分の手で感触を確かめながら、ひたすら削ってヤスリがけ、というプロセスはモノづくりの基本である。アメリカのデザイン 事務所の場合(と言うか、ニューヨーク周辺で大きな勢力であるPRATTの影響のようだが)やたら、早い段階からモックを制作する。立体は立体で考えると いうことだが、これはデジタルの時代でも変わらない。
FILAとCORE77のコラボレーションで、スタイロフォームに感謝を込めて(?)デザイナー限定スニーカーを販売している。数量に限りがあるので、日頃スタイロフォームと格闘している方はお早めにどうぞ。
スタイロフォーム
http://www.dow.com/styrofoam/index.htm
スタイロフォーム Square Edge
http://www.dow.com/styrofoam/na/res-us/products/square_edge.htm
FILAとCORE77によるBLU FOM (Oにはウムラウトが付く)
http://www.core77.com/blufom/
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