
パリからモン・サン・ミッシュエルへ向かうためTGVを利用したのだが、その車両の中に携帯電話のを見つけた。
左は連結部分の仕切りに貼ってあった「携帯電話OK」サイン。そして右は客室の網棚(今どき網ではないが)部分にある「携帯電話ダメ」サイン。
公共空間での携帯電話マナーについてのピクトグラムはいろいろあるが、その中でも最もレベルの高いものではないだろうか。どうしても「禁止」を表現するのに赤色のバツか斜線を使うことが一般的だが、ここでは否定ではなく「眠る」という肯定表現にしてパープルを使うことにより、ドギツサをなくし車内の雰囲気を壊していない。かつ、しっかりその意味は伝わっている。そしてその補色に近い黄色を「OK」サインに使うことでうまく対比させている。
携帯電話のカタチはちょっと古くて将来ずっと認識されるどうかは判らないが、シンプルなしゃべっている顔と眠っている顔は、携帯電話ならではの表現方法と して親しみを持つことができ成功している。
多言語エリアのヨーロッパは、ピクトグラム・デザインの宝庫であるが、無理やりで言われないと理解できないものも多々ある。その中で、このデザインにヨー ロッパの底力を感じることができた。
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