
"Antiques of The Future" の著者である Lisa Roberts 氏によるレクチャー(というか著書の売り込み)がSOHOにあるアレッシ・フラッグシップ店であった。
元々は建築の専門家である彼女であるが、現在はプロダクトのコレクターであり、博物館などのアドバイザーとして活動している。著書で取り上げている製品も彼女のコレクションであるという。
取り上げられているプロダクトは、お馴染みのものばかりでそれほど新鮮ではないが、「ハイセンスかつシンプルで、視覚的インパクトが強いもの」という彼女の考える将来アンティークとして生き続ける要素を含んでいる。
アメリカの関税法では100年以上経過したものをアンティ−クと呼ぶそうだが、これらは確かに100年経ってもその存在感を失わないだろうと確信されるモノばかりである。
消費者もみんな彼女のような「選品眼」を持っていれば、アメリカのマーケットもかなり変わっていくだろう。そして実際、少しづつであるが高くても「いいデザイン」が受け入れられつつあるように感じられる。
モノが飽和している現在において、「あってもなくてもいいものは、ない方がいい。」というデザインの定石を超えるには、もはや「モノとしての存在感」ではなくコレクションアイテムとなり得るような「デザインの存在感」によるしかない、ということかもしれない。
またハイテク製品が少ないのは性能的に古くなってしまうからだが、将来同じデザインで高機能を実現するということを思うと、デザイン料金のあり方から考え直す必要がありそうだ。
Antiques of The Future
http://www.antiquesofthefuture.com/
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