
ワシントンDCへ花見に行って、久々に航空宇宙博物館を訪れた。お目当ては、民間による最初の有人弾道宇宙飛行を競う賞金レースのである「アンサリ・エッ クスプライズ(Ansari X Prize)」を獲得したスペースシップワン。
2004年6月に初飛行して、10月に賞の条件を達成したスペース・シップ・ワン(Space Ship One) はその後、2005年にスミソニアンの航空宇宙博物館に寄贈された。ワシントンDCの花見は毎年行っているが、しばらくここにはご無沙汰していたので見損 なってしまっていた‥‥。
博物館の玄関ホールは、"Milestones of Flight"として航空宇宙技術発達上の歴史的航空機や宇宙船が並んでいる。その中で、音速を初めて超えたベルX−1とリンドバーグの"Spirit of St. Louis"の間に展示されていることからもスペースシップワンの偉大さがよく判る。
宇宙へ行った為か(?)塗装はかなり色あせているが、バート・ルタン(Burt Rutan)率いるスケールド・コンポジッツ(Scaled Composites)によるその機体はカッコいい‥‥。
ここには同様に彼らのプロジェクトで、1986年に無着陸・無給油で世界一周したしたボイジャーも展示されている。バート・ルタンによる大胆で魚類を思わ せる有機的なデザインは他と一線を画していて、一目で判る。そして彼のスゴイところは、それを実業として成り立たせるビジネスセンスにあるとも言える。
バート・ルタンのデザインプロセスと言えば、思い出すのがアシュラー・ベラム(Ashlar-Vellum)のCADソフトウエア。アシュラーのサイトや 広告には昔から登場している。スペースシップワンのデザインでは、Cobaltが使われているとのこと。未だにメジャーになれないが、コアなユーザーに支 えられて生き残っているアシュラー。彼の仕事がこのソフトの顔であることは当分続きそうだ。
The X PRIZE Foundation
http://www.xprize.org/
Ansari X Prize (Wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/Ansari_X_Prize
Scaled Composites
http://scaled.com/
Rutan Aircraft Factory website
http://www.rutanaircraft.com/
Air and Space Museum "Milestones of Flight"
http://www.nasm.si.edu/exhibitions/gal100/index.cfm#sso
「スペースシップワン」、ついにXプライズを獲得(WIREDの記事)
http://wiredvision.jp/archives/200410/2004100501.html
航空宇宙博物館のニュースリリース
http://www.nasm.si.edu/events/pressroom/releaseDetail.cfm?releaseID=138
航空宇宙博物館のページ
http://www.nasm.si.edu/exhibitions/gal100/ss1.htm
Ashlar Incorporated サイト内のページ
http://tinyurl.com/3musve
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