10数年振りに、ボストン美術館 (Museum of Fine Arts, Boston) を訪れた。
アメリカ屈指の美術館でボストン観光の目玉のひとつ、そして日本との関わりが深いのも大きな特徴だ。日本人観光客向け(?)に、レッドソックスの松坂・岡島両選手のシューズやユニフォームも展示されている。
1907年に完成したGuy Lowellの新古典主義デザインは堂々なる風格を保っている。後に増築されたきたが、現在2010年完成の予定で大規模な拡張工事が行われている。
正面に向かって右奥になる拡張部分のデザインは、ノーマン・フォスターによるもので、大英博物館のグレート・コートと同じく開放的空間を中心に新しい展示
室を設ける計画になっている。これで収蔵品のほんの一部しか展示できなかった浮世絵などももっと多く見ることができるようになるだろう。もちろん大きなビ
ジネスであるレストランやショップの巨大化も忘れていない。
完成したらまた訪れたいが、メンテナンスが疎かになっている「天心園」を何とかして欲しい‥‥。
Building the New MFA
http://www.mfa.org/about/index.asp?key=54
Foster and Partners のページ
http://www.fosterandpartners.com/Projects/1049/Default.aspx
グーグルマップではココ。
http://tinyurl.com/5qypls
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1年振りにボストンへ行って来た。お約束のクラムチャウダーを食してから向かった「ビッグ・ディグ (Big Dig)」はしっかり完成している。
跡地公園である「ローズ・ケネディ・グリーンウェイ (Rose Kennedy
Greenway)」の緑もいっぱいで、広い空が広がっている。噴水には人々が集い、芝生では子供たちが走り回っている。今や、この上を高速道路の高架が
あったことをイメージすることは困難で、ウォーターフロント、ノース・エンド地区はダウンタウンと一体となった訳だ。
今回は車だったので、帰りにこの公園の下を走ってみた。もちろんボストンの真ん中を突っ切っている感覚もなくあっという間に通り過ぎでしまう。クルマを切
り離した人のための都市のカタチがココにある。
最終的に146億ドルにまで膨らんだ建設費は、費用対効果を簡単に計ることは難しい。できたからにはこれを起爆剤に新しい魅力的なボストンを創っていくし
かないとうことだ。
過去記事:その後のビッグ・ディグ(2007/06/09)
http://designusa.blog70.fc2.com/blog-entry-229.html
過去記事:ビッグ・ディグが完了間近(2006/08/08)
http://designusa.blog70.fc2.com/blog-entry-93.html
「ビッグ・ディグ」オフィシャルページ
http://www.massturnpike.com/bigdig/index.html
The Boston Society of Architects (BSA) によるRose Kennedy Greenway
http://www.architects.org/shaping_communities/index.cfm?doc_id=119
The Rose Fitzgerald Kennedy Greenway Conservancy
http://www.rosekennedygreenway.org/
Big Dig (Boston, Massachusetts) (Wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/Big_Dig_%28Boston%2C_Massachusetts%29
日本橋川に空を取り戻す会
http://www.nihonbashi-michikaigi.jp/index.html
グーグルマップではココ。
http://tinyurl.com/phnee
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タングルウッドへ
Midori(五嶋みどり)を聞きに行ってきた。タングルウッドで五嶋みどりと言うと、1986年の「事件」が思い出されるが、今回はそんなこともなくす
ばらしい演奏を堪能できた。
その本番が始まる前に、新人たちによるプレリュード・コンサートがセイジ・オザワ・ホール(Seiji Ozawa Hall)で開かれた。
1994年、「バーンスタイン・キャンパス」と呼ばれるエリアに完成したセイジ・オザワ・ホールは、レンガの外観が周囲とマッチし、内装に木材を巧みに使っ
たホールは聞いていて気持ちがい
デザインは、ボストンを拠点とし音楽施設も多く手がけている William Rawn Associates
によるもので、内部の1200席に加え後方の扉を開放することにより芝生でも2000人がコンサートを楽しむことができる。この芝生席はシェッドと違って後方に行くにつれて高くなっているので座りやすい。(シェッドの芝生席は水平もしくは少し後方が下がっている。)
その高い音響効果と解放性、そして森に調和した建築として多くの賞を受けている。それに比較すると鉄骨むき出しのクーセヴィツキー・シェッド、ちょっと何
とかした方がよいのでは‥‥。
The Tanglewood Music Center
http://www.bso.org/bso/mods/toc_01_gen_noSubCat.jsp?id=bcat5240076
William Rawn Associates, Boston, MA
http://www.rawnarch.com/music_seiji_tanglewood.html
Seiji Ozawa Hall at Tanglewood (Theatre Projects Consultants Inc.)
http://www.tpcworld.com/ports.asp?id=49
Seiji Ozawa Hall is an integral part of Tanglewood (Boston Groveの記事)
http://tinyurl.com/5j6n5g
過去記事:タングルウッドのデザイン
http://designusa.blog70.fc2.com/blog-entry-242.html
グーグルマップでココ。
http://tinyurl.com/6gzklp
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何年かぶりに銀行のチェックブック(小切手帳)をオーダーした。
オンラインによる支払いや、振込みが当たり前になった今、チェックを切るのはコンドのメンテ費ぐらいなもので、ほとんど使わない。ほんの10年前までは、
給料も振込みではなくチェックでもらっていたし、金銭のやり取りのほとんど全てがチェックであった。そのためやたらと切手代がかかるし、銀行へもしょっ
ちゅう行っていたものだ。
パーソナル・チェックのデザインもディズニーやスーパーマンなどのキャラクターものから、風景や花の写真、様々な幾何学パターン、大学やフットボールチー
ムのロゴなど多種多様のものが用意されている。以前は、チェックのデザインで個性を競っていたものだが、ほとんど使われなくなった今ではどうだろう?たま
にしか使わないからこそ凝るということもあるかもしれないが‥‥。
今回送られてきたもの、パッケージが組み立て式になっていた。以前はしっかりした箱に入ってきたが、それをやめることにより送料が安くなっているという。
チェックそのものはなくならないだろうが、こんなところに時代の変化が感じられる。
Chase の New check packaging (PDF)
http://www.chase.com/ccpmweb/shared/document/45565_faqs.pdf
DELUXE CORP.(チェックのメーカー)
http://www.deluxe.com/
Check (Wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/Cheque
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ロックフェラー・センターのチャンネル・ガーデン、五番街入り口に、クリス・バーデン(Chris Burden)の作品がそびえ立っている。
パフォーミング・アーティストとして知られているクリス・バーデンであるが、この"WHAT MY DAD GAVE
ME"と名付けられた作品は組み立ておもちゃのErector
partsを100万個使って作られた高さ65フィート(20メートル)の「建築」である。
以前からErector partsを使った橋などの構造物作品を発表してきたが、その集大成とも言えるもので、五番街に面して「建てられた」この作品、GEビルとの対比、ツーショットを意識しているようにも見える。
100年前に開発されたおもちゃのパーツによって、1,600ポンド(7.26トン)の重量を支える構造そのものが見るものを圧倒する。
Chris Burden (Wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/Chris_Burden
Public Art Fund: Chris Burden
http://publicartfund.org/pafweb/projects/08/burden/burden-08.html
Chris Burden's Erector Sculptures (Girders and Gears)
http://www.girdersandgears.com/burdenerector.html
Crown Point Pressの記事
http://www.crownpoint.com/artists/burden
Meccano (Erector partsのメーカー)
http://www.meccano.com/
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アラブ首長国連邦の政府系ファンド「アブダビ投資評議会」がクライスラービルの持ち分75%を取得した。
中東のオイルマネーがマンンハッタンの有名ビルを買収することは驚くべきことではないし、別に持って行ってしまう訳ではないので大騒ぎすることでもないだろうが、6月に計画が報じられたときは大きなニュースとなった。
そして、ニューヨーカーにとっての一番人気の摩天楼は、間違いなくこのクライスラービルだろう。
ウィリアム・ヴァン・アレン (William Van Allen) によりデザインされ、40 ウォール・ストリートとの高さ競争に勝ち世界一になったが、その後エンパイア・ステート・ビル、ワールト・トレード・センターに抜かれてしまう。911以降はニューヨークでナンバー2を誇っていたが昨年バンク・オブ・アメリカ・タワーに抜かれ、あえて全く同じ高さにしたニューヨーク・タイムズ・ビルといっしょに3位となっている。
しかしその高さより、華麗なアールデコに飾られた美しさが人々を引き付けている。白色テラコッタ石、白色エナメル塗りレンガ、キャスト・アルミの輝きに彩られた内外装とそのディテールは他に類を見ないものだ。
かつて行われていた内部ツアーも最近はなく、今は1階ロビーしかを見ることができない。その閉ざされた感覚も神秘的でいい‥‥。そのためか、最近の不動産資料を見ると賃貸料も$104/平方フィートとミッドタウンの中でもかなり高額である。う〜ん、ココにオフィスを持つのが夢だ。
今後どんなビルが建っても、このビルの魅力は失せないだろう。そしてクライスラービルというアメリカンな名前とともに残るためにも、クライスラーがなくならないことを願うばかりだ。
Chrysler Building (Wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/Chrysler_Building
Chrysler Building (New York Architecture Images)
http://www.nyc-architecture.com/MID/MID021.htm
List of tallest buildings in New York City (Wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/List_of_tallest_buildings_in_New_York_City
40 Wall Street (Wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/40_Wall_Street
アブダビ政府系ファンド、クライスラービル買収(ロイターの記事)
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-32681620080710
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http://tinyurl.com/5ewvoo
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日本では、アイフォーン(iPhone)の発売を前に盛り上がっているのだろうか。
発売から1年経って、第2世代モデル3Gの登場となるアメリカでは、もちろんそんな騒ぎにはなっていない。高速化と本体の低価格化がウリだが、新しモノ好
きはすでに持っているだろうし、AT&Tのサービス料金の値上がりなどすぐに買い替えということにはならない。でもGPSが搭載されたのはちょっ
と魅力的‥‥。
という訳で、それを盛り上げるために(?)ミッドタウンのアップルストアでは、発売1週間前の独立記念日から並んでいる輩がいる。「商品を買うための最も長
時間並ぶ」ギネス世界記録に挑戦ということで、今日もテレビの取材を受けていた。1週間より長い記録なんかすでにありそうだけど、ま、いいか。
アメリカのスマートフォン市場でのアップルのシェアは13%だそうだが、最近は結構使っている姿を見ることも多い。日本では、電子マネーなどの機能はない
けど、どうなるか?
iPhone 3G
http://www.apple.com/jp/iphone/
Let Freedom Ring (iPhone 3G style)
http://www.geardiary.com/2008/07/04/let-freedom-ring-iphone-3g-style/
Waiting for Apples
http://www.waitingforapples.com/
新しいiPhoneは「買い」か?(IT Mediaの記事=WSJの日本語訳)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0807/09/news086.html
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近くへ行く所用があったので、久し振りにラドバーンを訪れた。
ラドバーンは、ニュージャージー州・フェアローン(Fair Lawn)に属する、Unincorporated communities(非行政コミュニティー)で、1929年に「自動車時代の街(town for the motor age)」として開発された。2005年には、米国の歴史的ランドマーク(National Historic Landmarks)に指定されている。
イギリスのエベネーザー・ハワード(Ebenezer Howard)の提唱する「田園都市運動(Garden Ciy Movement)」をアメリカでクラレンス・スタイン(Clarence Stein)とヘンリー・ライト(Henry Wright)が具現化したもので、歩行者と自動車と分離した新しい街として知られている。
手元にある古い「アメリカ建築案内」に、「住宅計画を論ずるものは、一度は必ず訪れるべきである。(香山嘉夫)」と記述されている。クルドサック(Cul-de-sac=袋小路)で車を導き、住宅の裏に歩道を巡らした田園都市の理想形は80年経った現在も色褪せていない。
このような贅沢な土地利用はどこでも通用するものではないだろうが、豊富な緑に囲まれた街を実際歩いてみると気持ちがいい。ただ歩道は、まさに庭先を通っているので、今の時代、プライバシーや防犯上の問題はないのかと考えさせらてしまうが‥‥。
The Radburn Association のサイト
http://www.radburn.org/
ラドバーン方式(不動産用語辞典)
http://www.1iart.com/estate/r002.html
緑園都市との姉妹住宅地
http://www1.odn.ne.jp/~aae00220/d_radburn/introduction/introduction.html
ラドバーン 国土交通省のサイト「美しい景観づくりのための土地利用」事例集
http://www.tochi.nla.go.jp/tosinouti-katuyou/utukusii/jirei.htm
Radburn, New Jersey (Wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/Radburn
緑園都市について モデル都市ラドバーン
http://home.catv-yokohama.ne.jp/uu/map/2003ryokuenGIS/r_history02.htm
グーグルマップではこの辺り。
http://tinyurl.com/2f3tka
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スターバックスが、アメリカ国内で販売不振の600店を閉鎖するという。
深刻な景気減速やマクドナルドなどのライバル店との競争激化、そして自身の店舗数が多すぎてお互いに喰い合うという実態がそうさせた。
マンハッタンの中では、視野の中に必ずスタバが入ってくるほどの数である。シロートが考えても明らかに多すぎると思われるが、拡大路線を突き進む戦略は、とっくに臨界点を越えてしまっているのに止まることができない‥‥。
GAPの場合と同様に、行くところまで行かないと判らないというのもさすがアメリカである。
店舗数の拡大こそが売り上げの増加に繋がり、利益を生み出すと信じられてきた訳だが、アメリカにも日本のガンコ親父がやってるラーメン屋のように、あえて販売網を大きくせず支店を持たない店も沢山ある。
ウチの近所にもハンバーガーやホットドッグなどのB級グルメの「老舗」が何軒かある。それぞれ独自のレシピを持ってチェーン店にない味を競っている。そして多くがウン十年前にできた年季の入った店舗をそのまま使っており、いい雰囲気を出している。
モールなどに入っていることもないので、わざわざ行かなければならない。それでも今まで続いているのは、それだけファンがいるから‥‥。
大手チェーン店のように品質管理され、キレイな店舗は安心できるがやはりつまらない。このような店を人々が愛して止まないのは世界中同じだ。
写真:5つ星(?)のホットドッグ屋 Rutt's Hutt
http://www.hollyeats.com/RuttHut.htm
Hiram’s Roadstand (Off the Broiler の記事)
http://offthebroiler.wordpress.com/2006/09/13/nj-dining-hirams/
HollyEats.com
http://www.hollyeats.com/
米スタバが販売不振の600店閉鎖へ、1万2千人削減も(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20080702-OYT1T00360.htm
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