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コロンバス・サークルの新しいMAD


MAD.jpg

ニューヨークのコロンバス・サークルに新装なった Museum of Arts and Design: MAD を訪れた。 以前の American Craft Museum の時代は、「アメリカ工芸美術館」と訳されていたが、今の名前は日本語にするのが難しい。「意匠美術館」とでも呼ぶか‥‥。

53丁目にあったときに比べると展示スペースが3倍になり、大きな企画展や常設展示の空間もしっかり取れるようになった。アーティストやデザイナーが常駐 しており、制作現場を見たり、実際に自分で創ることができるようになっている。そういう意味で、MoMAとは違うアプローチを試みて差別化を図っている。

新美術館は、Allied Works Architecture によるデザインで、外装に現れている採光用(?)窓は、擦りガラスとなってそのまま内部の床と天井に続いてる。そして下階から上階の靴の裏が見えるという「アート」になっているところが面白い。しかし、ニューミュージアムもそうだったが、階段をもっとうまくデザインできないのかと思ってしまう。

このビルは、Edward Durell Stone によるニューヨーク・ランドマークのひとつで、通称「ロリポップ・ビル (Lollipop Building)」と呼ばれていたものを改装したものである。ベネチアをモチーフとしてサークルにマッチした曲線の前面を持ち、もともと美術館を目的と していたので、窓は上層部の装飾されたものがあるだけという特徴的なビルであった。保存運動も起こり、世界記念物基金(World Monuments Fund: WMF)により2006年の「最も危機に瀕した建造物リスト」のひとつになっていたが、今はその面影は全くなく、かすかに1階の柱にその形跡を残すだけで ある。

このあたり、改装決定までの経緯に問題があるようだが、それでできたのが「デザイン」をメインとする美術館とは皮肉なものだ。

The Museum of Arts and Design
http://www.madmuseum.org/

新しいビルについて
http://madmuseum.org/Home/NEWBUILDING/TwoColumbusCircle.aspx

2 Columbus Circle (Wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/2_Columbus_Circle

Allied Works Architecture
http://www.alliedworks.com

World Monuments Fund
http://www.worldmonumentswatch.org/

グーグルマップではココ。まだ以前のビルのまま。
http://tinyurl.com/3mnp2q

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