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先日、ブルックリン・ボタニック・ガーデンでの桜祭りのついでに(どちらがついでか判らないが)、ブルックリン美術館を久々に訪れた。
世界屈指のエジプト美術をはじめ、アジア・アフリカ・オセアニア美術から近代美術まで幅広く網羅しており、特に浮世絵コレクションが有名である。今は特別展として村上隆の"MURAKAMI"が開催されており、新しい「アート」に多くのニューヨーカーが群がっている。
美術館は、マッキム、ミードとホワイト(McKim, Mead & White)によるデザインで1897年に開館したが、当初の「田の字」型巨大建築はついに完成すことはなかった。しかし堂々たるボザール様式の正面は存在感満点である。
1986年に拡張計画を推進するため、コンペによって磯崎新とジェームズ・スチュワート・ポルシェックのチームによるマスタープランが選ばれた。後方に大きく拡張し、ボタニック・ガーデン側に四角錐台のピラミッド(?)型エントランスを備えた特徴的なポストモダン建築案である。
残念ながらこの案も実現することはなかったが、その後ギャラリーのインテリア、オーディトリアムが刷新され、2004年にはエントランスにスチールとガラスによる「ルービン・パビリオンとロビー(Rubin Pavilion and Lobby)」が完成した。
モダン建築と重厚なボザール様式の合体という最近よくあるパターンではあるが、建築の新しい可能性を示しながら快適な公共空間を創り出していて、人々に受け入れられているようだ。
Brooklyn Museum その建物について
http://www.brooklynmuseum.org/about/building.php
Polshek Partnership Architects, LLP のサイトにあるページ
http://www.polshek.com/perf_brooklyn.htm
磯崎新アトリエ
http://www.isozaki.co.jp/
ブルックリン・ミュージアム(AALab)
http://www.aalab.com/prgm/wpblt01j.htm
WET DESIGN、Brooklyn Museumのページ
http://www.wetdesign.com/client/brooklyn/brooklyn.htm
Brooklyn Museum of Art Entry and Plaza - Wired New York Forum
http://wirednewyork.com/forum/showthread.php?t=3606
Isozaki, NYC '87-'94(磯崎新のマスタープラン)
http://tinyurl.com/3tlnl7
The Architecture of Additions: Design and Regulation
オリジナルプラン(P121)と磯崎新のマスタープラン(P123)
http://tinyurl.com/6yah5y
グーグルマップではココ。
http://tinyurl.com/27xwzgh
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